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30歳でアニメに目覚めたロスジェネの放浪記

アニメ・漫画・本の感想を主に書いています。ロスジェネなせいか色々彷徨ってます。

2016アニメの感想その2 おおむねガンダム、のちニンジャ、時々妖怪、ところによりDJ

アニメ

とても久しぶりにはてなブログをひらきました。

ゲームを結構やっていたせいでアニメをあまり見られなかったけど、録画してあるし、ゲームもそろそろクリアできそうなのでまたアニメに戻れるかな。ゲームの感想もいずれ書きたい。

 

 

ニンジャスレイヤー 好き度★★★★★

気がつけば一番夢中になって見ていた。PCの動画じゃなくて、テレビの大きな画面で音質も良く見られたのがデカいと思う。「イヤー!」「ワッショイ!」の雄たけびとともに繰り出されるカラテをうっとりと眺めていた。日本の正統な忍者とは全くの別物だけど(戦いの前に名乗り、挨拶をするなど忍者生命がヤバイだろう)、ニンジャスレイヤーの世界観はとてもカッコよくて好きだ。

ダークニンジャ=サンのデザインがすごくかっこいいよ。

そして音楽。EDの曲が色々聴けるのも良かったけど、一番は処刑用BGMにカテゴライズされたこの曲。和楽器とロックの一心同体、まじかっこいいです。サビメロにうつるときの盛り上がり部分が好きすぎて、しめやかに失禁するレベル。


Ninja Slayer OST Naraku whitin from animation

コミックを途中まで読んだのだけど、サブタイの「ネオサイタマ炎上」の意味をアニメ最終回で知った。しっかし「ネオサイタマ」だの「トコロザワピラー」だの、キャッチーなことよ。

 

うしおととら 好き度★★★

獣の槍が生まれたいきさつや、登場人物の背負った運命・歴史を知るごとに、すごく壮大な話だけど、どう終わるんだ…?とちょっと心配になりかけた。でも最後に全部回収されて、すごいなー、よくまとまったもんだなー、と尊敬の念を抱いた。

光も闇も出自は同じの表裏一体、じゃあどうやってお互いを倒すんだ?と最後はずっと考えながら見てしまった。

圧倒的な力を誇るはずの闇のラスボスが、なぜ見下した目でなく下から睨みつけているのか。それは陰であるラスボスが陽なるものを恐れ、羨んでいるからだ…という旨のくだりが一番印象に残りました。とらが人間だった頃も、他人を憎む言動の裏には羨望の感情があったことを思うと、納得のラストだった。

なんだか、色んなものがいっぱい詰まった話だったなあ。良かった。

 

とんかつDJアゲ太郎 好き度★★

なじみのないDJの世界を分かりやすく教えてくれるアニメ、ということでいいのかな。実際にDJの人はどんな風にこのアニメを楽しんでいたのかが知りたいところ。

個人的にはイードンミョンさんの韓国人風の喋り方がいつも上手いなあ~と思いながら見てた。

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 好き度★★★

冬アニメだけど、ようやく見終わったので。

タイトルにあるように「血」がキーになっていた。一つは「鉄華団」と銘打った彼らの結束を表すもの。

もう一つは、リアルに流血。

今までのガンダムではわりとぼかして描かれていた絶命に至るシーンが、克明な気がして。どちらかといえば古いガンダムに馴染んでいた自分にとっては、けっこうな驚きだった。「えっ、こんなに描写していいの…?エグくない?」がファーストインパクトとして、ありました。コクピットがボカン!がスタンダードだと思ってたので。

しかしこれは話にリアリティを持たせるための装置のひとつだと、最後まで見て考え直しました。「ヒューマンデブリ」(奴隷・捨て駒的扱いを受ける少年兵)とか「アラヤシキシステム」(パイロットの肉体にモビルスーツと直リンクできるデバイスを埋め込む。エントリープラグやLCLでさえショッキングに感じた頃が懐かしい)なんかもやけにリアリティを感じさせる。

馴染みのガンダムと違うという意味では「違和感がある」とも言えるガンダム。自分にとって「違和感がある」部分はもうひとつあって、それは主人公の少年「三日月・オーガス」の得体の知れなさ、ある意味の恐怖である。

彼は仲間が傷つけられると若干おかしなくらいに激昂して反撃するのに、仲間じゃない(敵)相手に対しては何の躊躇も慈悲もなく、精確に命を取りに行く。決して「仲間思いの~」というタグ付けでは済まない危うさをチラつかせるキャラクターが主人公であることはとても新鮮だし、今後のストーリーで彼がどんな人間か分かるかも知れないのは楽しみだ。

ちなみに三日月・オーガスに対する恐怖感は、もうひとりの主人公である「オルガ」もちょっと持っているんじゃないかと思う描写がいくつかあった。三日月はオルガがやれと言えば簡単に銃を撃つし、オルガの作戦指揮には何の異も唱えない。それは絶対的な信頼関係なのかもしれないけれど、人をそんなふうに動かしてしまうと、やっぱり怖くなると思う。オルガも三日月の能力を認めているし、「あいつに対してハンパなことはできない」みたいなセリフがあった(うろ覚え)のは、常に三日月の反応を意識する精神的な束縛を意味しているのだと感じました。

2期はそういう二人の出発点を知る内容だったら嬉しいなー。

 

他のキャラクター達も色々個性があって、好きなのはアトラさんと昭弘さんとヤマギくん。アトラさんは、ひどい環境にいたのによくひねくれなかったマジ天使としかいいようのない女の子。あんな子が妹だったらいじめるやつは許さないよ。

昭弘さんは何事もストイックなところがかっこいい。ヤマギくんはメカニックとして、自分の仕事を全うすることがみんなとの戦いだと自覚しているところがカッコイイです。

ストーリーではカルタ様の話がとても印象深い。登場したときはギャグ担当か、そんなに重要でない敵キャラのひとりと思っていたのに、違った。ちょっと泣きました。

 

あと、EDの「オルフェンズの涙」ね。一度聞いたらもう口ずさめるメロディーってそうそうない。最初は「ガンダムの歌がMISIAって…?」と思ったのに、気づけば毎回EDも見て、鼻歌までこの曲になったし、EDが変わってからは早送りするようになってしまったし。本編からの入り方も含めて、なくてはならないアニメの一部です。

 

最後になったけど、坂本ですが?は早々に脱落。笑えるかっていったらそんなに笑えなかったので…。もっとスピードがあればよかったのか? コミックの方は読んでいないのだけど、なんかテンポが遅くて合わない気がした。

2016春アニメの感想 その1 幸せについて考えた

アニメ よもやま思考

坂本ですが?

今期のギャグ枠。

坂本は何でもスタイリッシュにキメる高校生。全てを無駄に洗練させるためには、見た目も頭脳も身体能力も並々ならぬものが必要なようだ。クラスの女子だけでなく男子の心も掴むところがイイネ。

実は声優陣が豪華だったり、BGMやOP・EDの曲が良かったり、端々に力の入れようが伺える。

 

少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん

今期の癒し枠。

懐かしさと放送時間の短さ、ゴマちゃんのかわいさを眺めていればいいというお気楽さが疲れたアラサーにちょうどええ。

 

ぼのぼの

今期の癒し枠②。

アライグマくんがめんどくさかわいい。萌え萌えキュンである。

 

とんかつDJアゲ太郎

今期のギャグ枠②。

他のブロガーさんが漫画をオススメしていて興味をもった。

音楽がとにかくいい。クラブに行きたいとは思わないけど、とんかつは食べたくなるね。

 

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(スペシャル・エディシヨン版)

ニコニコで初回だけ見たときは微妙だと思ったけど、テレビで2話分通して見ると、かっこいいと思った。音楽もかっこいい。

アメコミの雰囲気×メリケンさんが妄想する日本×サイバーパンク=ドーモ、ニンジャスレイヤーです。実際、奥ゆかしいです。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

ジョジョということで無条件に見ている。4部はあまり読んだことがないから、続きが楽しみです。

ところであの頃のジャンプ漫画の主人公って、リーゼントで学ランって縛りでもあったのだろうか。最近ないタイプの主人公をみて、今更そんなことを思う。

 

* * * * * * * *

春アニメは見たいものが多すぎて、DVDレコーダーに外付けできるハードディスクを買ってみた。レコーダーが320GBしかないから、録ったのはどんどん見ないとすぐパンパンになる。ハードディスクはたっぷり1TBあるから、気になるものをとりあえず録っておいて、あとから一気に見るなんてことも可能になるわけで、じっくり腰を据えて鑑賞したいものはあえて残して置くこともできる。好きなものをあとに残して食べる心理と似てるかもね。

うしとら&コンレボ&セラムンクリスタルの2期と、キズナイーバー、ふらいんぐうぃっち、ガンダムUC、ヒーローアカデミア、が着々と溜まっているお。僕だけがいない街もまだ手付かずだっていうのに。

 

だけど、どんなに些細でも、楽しみがあるってだけで日常が愛らしいものになる気がする。

少なくとも、いまHDDにあるものを見終わるまでは不慮の事故などで死にたくないって思うし、「この皿洗いが終わったら45分くらいは時間が空く!うまくいけばアニメが2本見られるぞ!」って思うと頑張れる。

 

最近テレビのバラエティで「○○な女は幸せか?」みたいな企画で芸能人の生活をあれこれ脚色し、やいやい言う番組があって、芸能人は大変だなあと思う。

私のように日常のアニメ鑑賞に幸せを見出しているような生活は、心無い他人から何を言われるか分からないのでおいそれとは明かさないけれど、幸せなんてのは当人が幸せを感じていればそれでよくて、他人から評価されたりバカにされたりするのは大きなお世話だとおもうのだ。

なので、件の番組で「誰が見ても幸せそうでしょ!憧れるでしょ!みんな、これが幸せだよ!」「こんなかわいそうな人もいるよ。親近感持ってね」みたいな意図を感じると、押し付けの圧が強いなあと思って居心地が悪くなる。「こういう人もいるんだ」くらいの参考にはなるけれども。

そのせいか、酒席などで「あの人は幸せだ」と妬んだり「あの人はかわいそうだ」など下に見る話題が始まると、とたんに逃げたくなってしまう。私は、人の生活を噂で耳にした情報レベルで断じたくないし、私の生活を話せば、それを情報に勝手にランク付けされてしまいそうだからだ。

 

というわけで幸せについて考えた現時点での結論。

★自分の幸せは自分だけのものだから、他人にとやかく言われる筋合いはない。

★他人の表面的で断片的な情報だけを元にランキングするのも失礼な話だ。誰にも言わない苦労や楽しみを持っている人もいるだろう。

★幸せがその人だけのものなら、他人と自分を比べて安心しようとしても終わりは来ない。明確な基準がないからナンセンスだ。 

2015秋~のアニメ感想(今更)

アニメ

オンタイムでは追いつけず、最近ようやく手をつけた3作についての感想おぼえがき。

コンクリート・レボルティオ~超人幻想~

TVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』公式サイト

おジャ魔女どれみ (地域的な再放送)

個人的な好感度を★1~5で添えて。

 

コンクリート・レボルティオ(★4.5)

これは好き。まだ2話までしかみてないけど、次が楽しみ。

初回は話の中で何度も時間が移るから、自分の認識があってるのか自信がなくて、調べてからもう一回見ちゃった。「超人は地球を守ってくれる、じゃあその超人は誰が守るんだ」って言ってた主人公が、いずれ超人を守る組織を離れて追われる身となるらしい。組織は国家の管轄にあるので、なかなか面倒なこともありそう。

基本的に1話完結っぽいスタイルは好き。だけど主人公の出生とか組織との対立など、気になる謎があって、それが断片的に小出しにされてる感じ。これは先が気になる奴だ。そして後々、その断片が組み合わさったときが楽しみ。

世界観も好き。超人も魔女っ子もオバケも宇宙人も無差別にいる。加えてレトロフューチャーな町並み、レトロな挿入歌も相まってすごく不思議。初回に出てきた超人のデザインがすごくかっこよかったし、鉄の馬に変形する車もかっこよかった。魔女の変身シーンも。「わくわくするものとノスタルジーを詰め込みました」的なところに、やられました。

 

ヘヴィーオブジェクト(★3)

すごく地味な面白さ。「オブジェクト」っていう人が乗り込むでっかい兵器に頼りきりだったマンネリした戦争を、主人公たちがある事をきっかけに変えてしまう。それが良かったのか悪かったのか。10話くらいで見るのを止めてしまったので、続きはまたの機会に。

窮地や無理目な作戦を、生身の人間の知恵とカラダで切り抜けていく話です。「どーすんのコレ…」な状況に穴を見つけて突破口にする、というのを淡々とやっているので、面白いんだけど、しっかり見てないと面白さも入ってこない、横目でながら見できないタイプの話。テレビの前でどっしり集中できる時間が限られてるのと、テレビの前から私を動かせなくするほどの強い衝撃もなくて、見なくなってしまった。

時間がたっぷりあれば、全部見たかもしれない。

 

おジャ魔女どれみ(★5)

伝説のようなこのアニメを見ることができて本当に嬉しい。

小学生向けに作られたアニメだということで、よく動くデフォルメされたキャラクターが楽しく(特に魔女ガエルのマジョリカはすごい)、昔アニメを見ていた頃の懐かしい感覚がする。お話も丁寧で分かりやすく、かと言って雄弁すぎるわけでもなく、大人が見ても充分響く内容と表現だと思う。

私は、アイコとお父ちゃんの話になるとどうも涙もろくなります。なぜアイコの家にはお母ちゃんがいないのか、はまだぜんぜん知らないし、この先も出てこないのかも知れないのだけど、そんなことは知らなくてもよくて、もっと知るべき大事なことがいっぱいちりばめられてる気がしてる。

魔法を使うのはタダじゃなくて、魔法玉ってのをお金や物々交換で買わなきゃいけない。んじゃ、仲間でお店をやろう!って設定のワクワク感が良い。

どれみの妹のぽっぷちゃんがかわいい。それと、関先生がステキすぎる。あんな先生がいてくれたらいいよね…子どもの時、信頼できる大人がいるかどうかでその後の人生は多少変わる気がするよ。

 

秋アニメを感想を書いてみて、自分の好むアニメの傾向として「感情移入できるキャラがいるか」がひとつあるような気がしてきた。「ヘヴィーオブジェクト」で脱落してしまったのも、一番大きな理由はそこにあるのかも。

エロマンガ先生シリーズで言及されたラノベタイトルまとめ

伏見つかさ ライトノベル

エロマンガ先生を読んだら随時更新。

本文内にタイトル(略称含む)が記述されたもののみ。作中作のタイトルは除外。セリフ引用だけや人物名だけの登場は未調査。

作品名 著者名 出版社 レーベル 

 

【妹と開かずの間】

ソードアート・オンライン 川原礫 AMW 電撃文庫

とらドラ! 竹宮ゆゆこ メディアワークス/AMW 電撃文庫

 

【妹と世界で一番面白い小説】

Hyper Hybrid Organization 高畑京一郎 メディアワークス 電撃文庫

学校を出よう! 谷川流 AMW 電撃文庫

マリア様がみてる 今野緒雪 集英社 コバルト文庫

R.O.D 倉田英之/スタジオオルフェ 集英社 スーパーダッシュ文庫

涼宮ハルヒシリーズ 谷川流 角川書店 角川スニーカー文庫/角川つばさ文庫

十二国記 小野不由美 講談社/新潮社

ログ・ホライズン 橙乃ままれ 株式会社ヒナプロジェクト/小説家になろう

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 大森藤ノ SBクリエイティブ GA文庫

円環少女 長谷敏司 角川書店 角川スニーカー文庫

灼眼のシャナ 高橋弥七郎 メディアワークス/AMW 電撃文庫

いちばんうしろの大魔王 水城正太郎 ホビージャパン HJ文庫

悪魔のミカタ うえお久光 AMW 電撃文庫


【妹と妖精の島】

聖剣の刀鍛冶 三浦勇雄 メディアファクトリー MF文庫J

戦う司書シリーズ 山形石雄 集英社 スーパーダッシュ文庫

 

エロマンガ先生VSエロマンガ先生G】

該当なし(のはず)

 

【和泉紗霧の初登校】 ※[]内は本文中で省略されている

ビブリア[古書堂の事件手帖] 三上延 AMW メディアワークス文庫

ダーク・バイオレッツ/モーフィアス[の教室] 三上延 AMW 電撃文庫

聖剣の刀鍛冶 三浦勇雄 メディアファクトリー MF文庫J

上等。シリーズ 三浦勇雄 メディアファクトリー MF文庫J

パパ聞き!(パパのいうことを聞きなさい!) 松智洋 集英社 スーパーダッシュ文庫

 

* * * * * * * *

ライトノベルを数えるほどしか読んだことがないので、もっと色々読んでみようと思った。けれど、どこから手をつけようか迷うほどたくさんの物がある。そこで、読んでいるエロマンガ先生の中から、面白そうだと思ったものを読んでいくことにした。

とりあえず、エロマンガ先生内での言及度合いと、百合っぽさに惹かれて「マリみて」の1巻を読んだ。

これはたぶん好きです。舞台設定なのか、文章の調べか、その相乗した何かかはわからないけど、全体に漂う雰囲気が心地いい。

クラスメイト達の質問攻めに返した言葉で祐巳自身が泣いてしまう場面と、ラストの学園祭が終わって、ファイヤーストームを遠景にした場面が特に好きだ。

言及されていた「パラソルをさして」までは読みたい。

          ↓ ↓ ↓

読んだ。読んで良かった。

本の感想 マリみて - 30歳でアニメに目覚めたロスジェネの放浪記

さしあたって今日を生きるには、目の前のことに集中したい

よもやま思考 放浪記(日記)

朝、肌着だけ着てやや中腰のまま硬直している私を、不思議そうに見る夫がいた。(寒いのに着替えの途中でどうして止まっているんだろう、テレビの内容が気になったのかな)という顔をしていた。

夫の視線を感じて私は我にかえることができた。寒いからとにかく早く服を着ることが今現在の一番のミッションなのに、私は着替えながらなぜか昔の嫌な記憶を思い出して固まっていた。固まっていた時間はいっても数十秒くらいのはずだけど、その間に実に色んなことを考えていた。

先ず嫌な体験を一通り再生した後に、どうして私がそういう目にあったのか原因を色々考えた。相手の至らなさのせいと、私の立場やキャラクターのせいだと結論づけたあとに、今後同じような場面を回避する対策があるかどうか、当時の行動をifで分岐させていくつかシミュレーションしたりしていた。一通りシミュレーションして、満足したのか空しくなったのか次の思考に移った。

寒い朝にNHK教育の「みいつけた!」を見ながら着替える。普段と同じ行動のいったいどこに、嫌なことを思い出すトリガーがあったんだろう。トリガーが分かれば、また近づきそうなときに避けることができるから、それを探す方がさっき考えていたことよりも今後の私に有益に違いない。だけど、一体何をきっかけに思い出したのかは分からなかった。

そこまで考えると、夫が私を見ていることに気づいた。一気に現状を把握した。寒い。けっこう長いこと固まっていた。「みいつけた!」はいつの間にかエンディングの歌になっている。テレビを見ているようで見ていない私の目はきっと怖かっただろう。

 

自分の体感として、嫌な記憶は、10年を過ぎているかそうでないかで、思い出す頻度が違ってくる。新品の机に大きな傷がついたら気になるけれど、長年使ううちに大小さまざまな傷や汚れがつけばひとつひとつは目立たなくなるのと似たようなものだろうか。私の脳みそに刻まれる記憶は嫌なものだけではないし、嫌な記憶が時の中に埋没していくのを待つ間、好きなことをして好きな記憶を増やしたい。

 

服を着たあとで考えたのは、自分が死ぬときになったら、どんなことを思い出し、考えるのだろうということだ。それまでのことを総括して、幸せだったかどうか考えるのだろうか。願わくば、夫を筆頭に好きな人達との幸せで楽しい時間に感謝しながら旅立ちたい。

死はいつやってきてもおかしくない。もしかしたら明日にでも、不幸な事故や急性の病気で私の人生に幕が下りるかもしれない。そう考えると、今朝私が硬直しながら思い出し考えた時間はなんとも無駄使いのように思えてきた。さしあたって今日を生きるには。

過去のことにとらわれたり、あるかどうかもわからない先のことを心配するってのは、ある程度はしょうがない、誰でもあると思うけれど、それにとらわれて目の前のことに手をつけられなくなるのが私は多い気がする。過去と現在と未来に振り分ける時間や労力のバランスがとれていない、気がする。

比率を変えたいと思う。とりあえず、目の前のことに集中するようにしたい。