自由なブログ

オタク傾向がある妊婦です→産みました。子供とプリキュアを観るのが夢。

2015春アニメの感想・ブログは考える時間が必要・オンラインゲーム恐ろしい

春アニメ、最終回まで全部見られていないけど、書きたいことは溜まっているのでかいてしまいますことよ。

俺物語!!

俺物語、すごくいい!! 私の中で今年一番いいアニメの座を獲得しました。あと半年残っていてもその座はゆるぎないことを確信させるほど、見ていて楽しい。

ベースは恋愛だけれど、スナとの友情もあり、タケオのド迫力アクションシーンもあり。見ている方は一話の中で笑ったり泣いたり、まるでハリウッド映画のようにてんこ盛り。登場人物はみんな真面目で一生懸命なんだけど、重い話はないので、読後感(本じゃないけど)もさっぱり。本当にハリウッド映画のように、エンターテインメントとして上質。

つっこみどころが少ないせいか、こんなに素直な気持ちで(余計なことを考えずに)見るアニメってひさしぶりな気がする。

特に6話は笑った。いつも笑うのは、タケオのデカさが大和さんや物体に対しておかしいところの絵面。7話の「だるびっしゅ!」も笑った。

あとは、絵もお話も丁寧なところがいい。大和さんがタケオにファンシーな絆創膏を貼ってくれるシーンが、それだけなのに涙が出ちゃうほどに。なんかもう、タケオ良かったねって気持ちが溢れてきた。話の運びと画面の丁寧さでこんなに感動的になるんだって感心した。

残りの視聴も楽しみ。

 

血界戦線

3話あたりから右肩上がりにおもしろくなっていってる。 7話まで見た中で、ピークは6話のバーガー好き異界人の話。笑ったし泣いた。傍流というか、オムニバス的な話が好きです。

5話もとっても良かった。レオがアリギュラたんにいじめられてるシーン、暴走トラックがバラケながら空を飛ぶシーン、レオとホワイトがドライブインシアター(でいいのか?)に居るシーン、の心地よさ。何度も見たい。

ブローディー&ハマーというキャラクターはすんごい気になる。どういう気持ちでひとつの体に同居しているのか。二人を魔改造をしてきたアリギュラにどんな感情をもっているのか。どちらにしてもあまり否定的でないところが謎すぎてテラ気になります。5話以降も出てきてくれるんだろうか。血界戦線は登場人物が多いからなぁ。アニメを一通り見終えたらコミック読みたい。

 

そして、クラウスさんが主人公してて良い。アニメはレオのほうが主人公なのかもしれないけど。

能力とケンカが圧倒的に強くて組織のリーダーってところもそうだけど、あくまで紳士で真面目な性格とか、チェスのようなゲームが大好きだったり、電車が珍しくてホクホクしてたり、ザップにだまされて助けに行くのにレオのバイクの後ろに乗ったり、何かとカワユイ。こういう愛すべき造形がクラウスさんの主人公たるところだとおもう。

4話でブラッドブリードを封印する話、クラウスさんのかっこよさが立ってたなあ。「推して参る!」の名乗りがいつも以上にかっこよかった。

最終話まで「クラウスさん萌え」の視点からも楽しみたい。

 

パンチライン

いつのまにか自然と見なくなってた… 多分3話くらいまでしか見てない。

今期は私生活に時間を取られることが多かった中、録画の優先消化から真っ先に漏れてしまったのがパンチライン。だって、「先が気になる!」ことがなかったから…

一番期待していたけれど、私には合わなかったみたい。

スペースダンディが匙加減を失敗していたら、パンチラインになるのかな~なんてぼんやりおもいました。古典的ギャグがオシャレに転ばず、ひたすら寒かった。あと声優さんがガッチリ打線組んでるのに、パンチラいっぱいしてるのに、全然エロスを感じないのもなんだか残念だった。絵もすごくキレイなのに、なぜなのでしょう。

キルラキルと比べちゃうんだけど、あっちはパンチラどころか結構な露出しといて、流子が恥らうところが良かったのよね。(個人的には声が小清水さんなところも良かった。セーラームーンCristalのまこちゃんを見て恥らう小清水さんの破壊力を確信した。)

パンチラインは見てるユウタがあたふたしてるけど、見られてる女の子はユウタが幽霊だから気づいてない。これが致命的な気がした。話数が進めばそういう関係にも変化があったのかも知れないけど、何しろ次への引きが無くてね~。

キャラの名前が覚えやすいダジャレなのはちょっとおもしろかった。「ひきおたに いと」なんて一生忘れないとおもう。

 

ブログは考える時間が必要

通院と仕事と麻雀に時間を割いていたせいで、2ヶ月もはてなを放置してしまったわ。

自分の更新をしないだけでなく購読記事も読んでいなかったけど、色々ひと段落したので久しぶりにみにきた。

やっぱり、記事を見て回ったり、記事を書いたりするのには、ある程度まとまった時間が欲しい。私がスマホでなくPCで作業をするのも時間が必要な一因だとおもうけれど、記事を見て色々考えたり、関連情報に目を通したりしながら、自分の考えをまとめる時間が必ず付随するから、ブログに割く時間というのは単にテキストを読んだり打ち込むだけの時間ではないということ。

むしろその付随時間こそがブログのエッセンスなのかもとおもう。個人の考えがないブログなんてきっと読んでも書いてもつまらないだろう。

 

オンラインゲームの怖さを知った

そんなわけで、空いた時間でサクッとできるオンライン麻雀をするわけだけど、ついついやめられなくて余計に時間を食うという事態に発展しましてよ。

オンラインゲームのメリットは、やっぱり人対人の対戦ができること、コレに尽きる。ゲームセンターでの有人対戦と同じだけれど、CPUとは強さがダンチなのです。COM対戦でもある程度レベルが設定できるとはいえ、人の戦い方には遠く及ばない。

しかも昨今のオンラインゲームはほぼ無料でできるから、お金の心配をせずにいくらでもできちゃう。これは恐ろしいことでございます。

なので自分で、3ゲームでやめるとか、1着とったらやめるなどの縛りを設定しないといけない。なんだかファミコン時代から同じことしてる…次のセーブポイントでやめるとか、一日2時間までとか…

子どもの頃は親の目があるからしぶしぶ守っていたことも、大人になると自制するしかないので、むしろ子どもの頃よりも自分の忍耐力や自制心が問われる。小さい頃からガマンすることを覚えるのは大切だなー。

志村貴子との出会い、血界戦線に思うところ、ニンジャスレイヤーが気になる

志村さんの本がここ最近立て続けに出てて、どうしたんだ志村さん仕事しすぎだろ大丈夫か、と思っていたら「志村貴子まつり」なるものが起こっていた。知らなかったよ~。祭りはいいけど、志村さんが働き過ぎで壊れないか心配ではある。

www.ohtabooks.com

待望の「娘の家出」2巻も出たし、カミングスーンのBL本とか楽しみすぎる。志村貴子のBLとか楽しみすぎるううう! 画集も買ってしまおうかしら。人生で初めて画集を買うかもしれない。思えば初めての志村本はジャケ買いだったし。

昔、初めて訪れた街でたまたま入った書店にて、放浪息子の1巻が平積みで1冊まるまる読めるようになってた。表紙に惚れて中身もその場で全部読んで、これは何度も読みたくなるだろうから、そのときのためにと思って買って帰った。

その書店はいつの間にかなくなってしまって、結局その一度しか行くことができなかった。新刊を立ち読みできるようにしてある本屋なんてとんと見かけないし、売り上げ的に厳しくなってしまったのかもしれない。

(読んでみて気に入ったら買ってね)的なその店の計らいを感じとって購入した部分も少しあるような気がする。いずれにせよ、その書店のおかげで志村貴子と出会えたことには感謝の念を抱いている。

 

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血界戦線のアニメを3話まで見たわけだけど、これまではこのアニメの楽しみ方がよく分からなかった。なんというか、どういう方向性にしたいのか掴みかねていたわけだが、1話2話のようなバトルが無かった3話を見てなんとなくだけど分かってきた感じ。

多分、異界のものたちがごく普通に存在する街の人たちの日常を楽しむ、「日常系雰囲気重視アニメ」。

太い文字で技名が出るから、バトルがメインのオサレアニメかと思ったけど、バトルもする人たちの人情と街のかもすアトモスフィアに身をたゆたうアニメだと思って見続けることにした。3話にあの話を持ってこられなかったら、以降見なかったかもしれない。

コミックスを数巻ためし読みしてみると、日常系の雰囲気がますます感じられた。

血界戦線/1/―魔封街結社―| 内藤 泰弘| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社

つーか続きが気になるところで終わっているので、まんまと販促に乗ってしまいそうだ。バーガー好き異界人の話と、スティーブンのホームパーティーの続きがめっちゃ気になる。コンセプトが「技名を叫んでから殴る漫画」らしいが、バトルが無くても十分いけると思うの…

 

アニメに対する某所のコメント欄は、前から原作が好きな人たちの酷評と、アニメだけ見ている人たちの好意的評価が堂々巡りしてた。

私も、先に漫画を読んでいたらアニメの出来には憤慨しちゃうかもしれないけれど、前情報を仕入れずにアニメを見たのと、べるんさんのこちらの記事を読んで、アニメと原作は独立した世界で違う物語という見方もあるということに膝ポンしていたので、そこまで目くじら立てずに楽しむことができていると思う。

 

 個人的な不満をひとつもらすと、クラウスさんの声が24のジャックバウアーすぎてムズムズする。私の脳内ではクッキングパパの声みたいなイメージだから近い感じではあるけれど、ムズムズ。

 

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ニンジャスレイヤーが気になって仕方がない。気になりすぎて、ネットで忍殺語を調べて読みふけったりしてしまうほどに。

アニメは見たけど、なんか違うなって気がする(原作未読なのに)。

コミックを買ってみようか、画策中。原作はツイッターで読めるらしいけど、読みづらいだろうと思うから、読むなら紙の本を買う。

2015年冬アニメランキングと注目春アニメ(私的)

2015年冬クールで視聴終了したアニメを自分の満足度で低いものから並べ、雑感を記しています。

 

ガンダムビルドファイターズトライ 満足度6位

トライじゃない方が出来が完璧過ぎたのか、トライは出がらしのお茶、柳の下のどじょう感がどうしてもぬぐえない印象。時間が足りないのか、愛が足りないのか? とにかく無印ビルドファイターズで期待値が爆上げされてしまったため、私の中では残念でしかなかった。でも主題歌とBGMだけは好きでしっかりCD聞こうと思う次第。

好きなキャラクターができなかったのも一因。ギャン子ちゃんとスターウイニングガンダムはわりと好きだけどね、ビルドバーニングのウエストの細さがどうもダメで。モビルスーツは太いほうがカッコイイ。

もう見るのやめようと思ったら残り4話くらいになってて、結局全部見た。そんななかでも、やはり初回のドムの中から爆誕回、ミライ姉ちゃんがベアッガイを作ってガンプラファイトの楽しさを知る回、サカイミナトがトライオン3でチームと絆をひとつにする回は光っていた。

自分としては、ビルドファイターズ第15話、スタビルストライク VS フェニーチェのような「まさかこのアニメで泣かされると思ってなかった」ような話がまたあれば…と思ってみてた。3期があったら、見るかどうか微妙。

 

七つの大罪 満足度5位

動きと声の付いたホークとディアンヌに価値がある! かっこかわいいぜ。バンも声がぴったり過ぎる。ホークとディアンヌとギーラたんが好きです。ハウザーの声は意外と良かった。中の人は、坂道のアポロンの主人公みたいな、繊細メガネが合うと勝手に思ってた。

 

四月は君の嘘 満足度4位

これが1位じゃないのは、完全に私の好み。他のがより好きだっただけで、間違いなく名作なんだろうと思う。

大げさかもしれないけど、「生きるってこういうことだ」と音楽家たちに見せ付けられるかのようだった。苦しみの先にある喜び、恋、別れ、忘れられないこと。いろんなものが詰まっていた。

後期のED(7!! オレンジ)のイントロでかをちゃんの涙が映るたび、条件反射のようにじわっと涙ぐむ。

 

Gのレコンギスタ 満足度3位

作り手のメッセージ、主題がこんなにくっきりしたアニメって今までみたことないきがする。他の人たちが感じ取ったメッセージも色々読んだけど、私のそれも含めてブレが少ないってすごいことだと思ったよ。

細かいところはごちゃごちゃしてて分かりづらいし、分割2クールに伸ばしてもっと説明してくれえーと思わないでもなかった。でも毎回新鮮な気持ちで楽しんで見てたよ。伝えたいことが伝われば、こまけえこたあいいんだよ!なノリで作られたのかな。

動かないままなら、始まらないから♪ 監督もチャレンジだったんだろうなー。

作ってくれた人に、ありがとう。強いメッセージを、ありがとう。

 

アルドノア・ゼロ 満足度2位

ザーツバルムさんが退場したときが面白さのピークで、ラスト2話で失速したような。意外とメインキャラ死ななかったなぁ(すみません)。もっとどろどろして欲しかったような。あとレムリナ姫にもっとヤンデレして欲しかったのかも。それと、マズールカさんやライエちゃんにもっと活躍して欲しかった。折角いるのに、なんかもったいない立場の人たちだと思っちゃいました。

アセイラムとイナホ、アセイラムとスレインがお互いのことを強く思いながら、結局交わらなかった終わりかたは切なくて好き。

音楽も全体的に好き。

 

ユリ熊嵐 満足度1位

音楽も絵もお話も好きだったし、いつも次回が気になる引きだった。不満なところが何もなく、毎回楽しみにできたので私の中では一番満足度が高かった。ハッピーエンドなのに、すごく切ないのは何でだろう…

キャラクターも魅力的な子が多かった。中でもユリーカ先生がとてもかわいそうで、愛しく思った。レイアの幻を見ながら旅立ったときに、救われた気がした。

本物のスキを持っていれば透明な嵐なんか怖れなくていい。献身の愛は伝わるから、マイノリティになることを怖がらないで踏み出して。それから世界は変わり始める。

という感じの解釈をしました。

 

2015春アニメ視聴予定… 

パンチライン

バカっぽいところが自分好みそう。いつもオリジナルアニメに一番期待を寄せてしまう。

 

俺物語!!

公式サイトで1話試し読みしたら、すごーーく良かったので。笑えるしいい話。

 

血界戦線

TRIGUNを読んでて好きだったので、作者つながりで。

 

美少女戦士セーラームーンCrystal

セラムン世代なのにリアルタイムではあまり熱心に見てなかった。今ならきっとストライクだろうと思う。

 

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース[2期]

継続視聴。毎週ジョジョの世界を味わえる幸せよ。

 

Go!プリンセスプリキュア

継続視聴。某所のコメントで見かけた「プリキュアはじまったな」がほんとそうだと思った。基本に忠実だけど新しいプリキュア。女の子の憧れがふんだんにちりばめられた、夢と努力の物語。

変身シーンの最後にお辞儀から顔を上げるところとか、必殺技のあとに遠くを見ながら「ごきげんよう」って言うのがかっこよくて、毎週ウットリ見てる。

 

いつもより少なめに収まった分、本を読んだりまとめたりしたいなあ。 

昔好きだったアニメをもう一度見て良かったこと

昔ハマッていたガンダムWを大人になってから改めて見直す機会がありました(2014年、テレ玉で再放送)。
見返してみると、色々とぶっ飛んだセリフやキャラの行動などが多くて突っ込み所が多いんだけど、初めて見た中学生?高校生?くらいの頃はそんな疑問も持たずに大マジメに楽しく見てたんだよねぇ。
あの頃は「宇宙の心」とかも特にひっかかりもなく、感覚で受け入れられたんだなあと思うと、大人になってからは色々理屈で考え過ぎているのかなという気もしたりした。
こういう発見もあり、昔親しんだ作品にもう一度触れるのは楽しいひとときでした。そして、やっぱり今でもガンダムWが好きだと再認識した。

昔は何とも思っていなかった話でも大人になってからいいと思った話があり、感想を残しておきたい。

 

新機動戦記ガンダムW
第11話 幸福の行方

私は、気品があって賢くて行動力のある姫キャラが大好物なんだけれども、思えばリリーナ様が最初のきっかけになっている気がする。

育ての父の仇を討つためにレディアン殺害へと動き出すリリーナの強さ、すてき。
レディアンも来るパーティーの入り口で「失礼ですが招待状をお持ちですか」と聞かれても堂々と「いいえ」と言いながら先へ行こうとするところがいい。
しかし、今日は特別な人だけのパーティーだからとなおも制止され「どなたかお知り合いの方でも」と聞かれるリリーナ。ここまでか。と思ったとき、ナイスタイミングでウェリッジ公爵という、いかにも貴族っぽいおじいさんが来る。受付も顔パスできるくらいの人物のようだ。一瞬で場の状況を察してか、一芝居して、リリーナと一緒に会場へ入ってくれる。
ウェリッジは最初リリーナの横顔を見て(カテリーナ様!)って心の声を出すんだけど、これはリリーナの祖母カテリナ・ピースクラフトのことらしい。へえー。そんな設定だったのか。一回目視聴の時は(リリーナに似てるピースクラフト家の誰かが公爵の知り合いなんだな)くらいに思っていた。

リリーナは至近距離からのレディアン銃撃のチャンスを掴んだが、銃弾はレディのOZ軍服の胸に挿した薔薇の花を落とすにとどまった。逃走するリリーナを追おうとするOZの前に、ウェリッジが立ちはだかる。自分にはこのくらいしかできないけれど、これからの時代をつくる若者のためにと体を張るおじいさまかっこいい。


大人になってグッときたのはこのウェリッジ公爵の一連のかっこよさ。あと声も渋くていい。PSYCHO-PASSのとっつぁん征陸智己の人だった。ウェリッジ公爵は以降、最終回までたいした出番がなかった。残念。

リリーナも今後をたどれば、レディを殺さなくて却って良かったことになるのが皮肉というか、運命なのだなあ。


この11話は同時並行で、OZに追われるガンダムパイロット達がマグアナックの本拠地に匿ってもらったあと、逃がしてもらう話があって、こっちパートでは少しジーンときた。理由あって今はおおっぴらに戦えないガンダム達を、マグアナックが「この先いつか必ず我々を救ってくれる」と飛び立たせてくれる。未来(若者)に希望を託しての大人たちの行動が、リリーナを逃がしたウェリッジ公爵の心持とダブる構造だったんだな。ということも今気づいた。

マグアナック隊とともに戦う未来を約束し、「何もできないけど、せめて」と空中から精一杯の援護射撃をして飛び去るガンダムパイロット達。アニメも一度見て関連書籍も収集中の私は、これから先の彼らの長い長い苦労を知っているせいか、ちょっと泣きそうになった。
今は何もできなくても、あんたこれから先ずっと託された責任負って苦しむんやでデュオ…(´・ω・`)

アニメ映画の感想 機動戦士ガンダムUC

episode7まで見終えた。色んな人にお疲れ様、の気分。

 

一番の感想としては、シャアの地縛霊みたいなものが、成仏できてよかったね。ということ。彼の永遠の孤独が、可能性を信じるバナージに未来を託す形で解放された。まあバナージの存在よりは、ララアとアムロが迎えに来てくれたってことが大きそうに見えたけれど。

 episode7が出るまでの間に、逆襲のシャアを見ていたのがいい予習になったと思う。シャアの亡霊が去って、一区切りついたなって気がしたのと同時に、ガンダムの中でシャアはどうしてこんなに大きな存在なのか、シャアのことをもっと知りたくなった。とりあえず小説版のUCを読もうかと思う。マリーダさんの最後があっさり過ぎた気がしたし、リディ少尉の「お前はまだ、生まれたばかりなんだから」がよくわからなかったし、消化不良なことも多かったのでね。

劇場へは行かずに、DVDが出るのを待ってた。1~6までほぼ毎回泣いて見てた自分は涙不可避だと確信があったから、家で憚ることなくガチ泣きしたいと思ってさ。

ガンダムUCの中での一番の泣き所はやはりジンネマンとマリーダ、この二人がとても良いキャラクターだった。episode5でジンネマンがマリーダを説得して取り戻すシーンが一番好き。ジンネマンの「俺と来い!」を聞くともう嗚咽レベルで泣いてしまう。魂が入ってるのか演技が上手いのか、とにかく声優さんを尊敬した。

 

二番目の感想として、上記のジンネマンを筆頭に、「父属性のおっさんキャラ」がガンダムUCを作るうえで大事なんだと思った。

バナージが「人の可能性を信じたい」と選択をするのは、それまで共に過ごしてきたおっさん達の厳しさや暖かさがあったからに他ならないし、彼らとの衝突や共闘の体験が、出会ってすぐに父を失ってしまったバナージにとっての血肉になった。

劇中にでてきたおっさん達のセリフには、「大人」という言葉がたくさんでてくる。多くが大人の役割や責任に言及する内容で使われていた。なんだか、

「子どもたち(可能性)が未来どういう選択をするかは、今周りにいる大人たちの影響が大きいんだよ」

って言われているみたいで、これはけっこうヘビーだ。

なんせ自分は、ダグザさんやブライトさんに励まされ、ジンネマンと取っ組み合いになるバナージを完全にうらやましい気持ちで見ている。だけど年齢的に客観視すれば、私はもう大人の側に分類されるだろう。自分が子を持ったとき、ブライトさんやアナハイム高専の先生のように、恥じぬ大人でありたいと思うけれど、正直あまり自信はない。

 

episode7の最後の方、マーサがアルベルトの肩に手を置いてニッとしてから出て行くシーンがある。セリフはないんだけど、「頑張れよ」って顔に見えるんだよね。ここに、観客へのメッセージが凝縮されている、ように私には見えた。

箱の魔法は解けたけれど、そこでスパッと戦いが終わるわけじゃない。ある意味シャアの言ったとおりで、辛い犠牲を払って事を成しても大して世の中変わらないかも知れないけれど、それでも「頑張れよ」っていう励ましをこの映画はしてくれていると思ってる。

 

とにかく今まで観たアニメの中で一番泣いた。エシディシ並みにスッキリしたい時はまた見返そうと思う。

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