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オタク傾向がある妊婦です→産みました。子供とプリキュアを観るのが夢。

ガンダムX 視聴完了の感想

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再放送で録っておいたガンダムX、やっと見終わった。

面白かったけど、もう一回全部は見ないかな。

最終話にエッセンスがみっちり、分かりやすく語られるから、それだけ見てしまえば最初から見なくてもさっぱり終わってしまうような気がする。

 

思い出すと色々印象的なエピソードもある。

人工ニュータイプとして、数多の犠牲の上に作り出された自らの存在に苦しむ少年と主人公が交流する話が特にぐっときた。

それから、エスタルドっていう小さな国が存続の危機に立たされた話。国の存続と若き君主のために、老害だとおもっていた将軍や冷徹に見えていた補佐官が実は命を賭していたのが最後に分かるところ、よかった。

 

序盤で見ていて強く思ったのは、主人公の少年ガロードが、少年らしく反発したり浅薄な考えで無茶なことをしようとするんだけど、戦艦のクルーである大人たちが、ガロードを「成長途上の少年である」と認めたうえで導いたり、諭したりして彼に成長を促し、頭ごなしに否定しない態度が、すごく優しい世界だなと。

大人が、大人然としてその役割をしてくれている、理想の世界だなあと思った。

そういう中でガロードも成長していき、終盤は頼もしい存在になった。

 

登場人物の中では、ロアビィが良かった。人物像と声がすごくマッチしてたし、物事に対してクールかと思いきや熱しやすい意外性も良かった。

そして、ブリッジクルーのトニヤの存在感がハンパなかった。声だけ聞いてると葛城ミサトだよ。

 

全体的に淡々と話が進んで、大きな盛り上がりはない。胸熱でワクテカな展開もないしキャッチーなキャラもいない、渋いガンダムだと思う。BGMも全然、印象にない。

ただ主題歌はすごく好き。

自分としては、モビルスーツがもうちょっとかっこよかったらいいのになと思うばかり。主役機はいいんだけど、エアマスターは定規の寄せ集めみたいで、妙に直線的な形。レオパルドは、パッと見ヘビーアームズの方がいいと思ってしまう。

敵であるフロスト兄弟の愛機は、エグさを前面に出した特徴とカラーリングで、とってもよかった。

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