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少女革命ウテナと宮崎駿の共通点

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バンダイチャンネルウテナが9/30迄だったので、大急ぎで全話視聴した。

私が高校生の頃、リアルタイムで放映していたのだけど、見始めたのはだいぶ後ろのほうになってから(冬芽がはだけるようになった頃)だった。

ギャグと哲学とエロスが入り乱れて、高校生の私にはよく理解できなかったけど、最終回はとても感銘を受けて泣いた覚えがある。

その時私が自分で勝手に思ったことは、「誰だって一歩踏み出せば王子様になれる。いつも心に気高さを忘れないで生きていこう」だった。

 

先日、宮崎駿が引退宣言をして世界がざわついたが、その言葉を全部は聴いていなかった。後からネットでテキストを拾ったが、この宮崎駿の言葉を見て、ウテナと似たことを言っていると感じた。 

子どもたちに「この世は生きるに値するんだ」ということを伝えるのが自分たちの仕事の根幹になければならないと思ってきました。

NHK NEWS WEB 宮崎駿監督 引退会見(1)「僕は自由です」より。

 

ウテナは、最終回「いつか一緒に輝いて」でアンシーの棺を開けたときの言葉。

君に会うために、僕はここまで来たんだ。だから、君と僕の出会うこの世界を、恐れないで

ウテナを見る人たちは、宮崎駿がイメージする「子どもたち」より大きいだろうけれど、どんな大人だってやはり胸の内には、棺の中に閉じこもる小さな子どもを持っているに違いない。

そんな私たちに、「この世は生きるに値するんだ」と思わせてくれるものを作ってくれた人たちに感謝したい。

 

参考

「この世界は生きるに値する」って痺れるくらいかっこいい

少女革命ウテナ論 - デミアン・オスカル・ユングそして賢者の石

『少女革命ウテナ』を初めて見たときの話 - 喫茶Arl -β館

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