団地ともお8/24感想 アニメ化のメリットを発揮
幼なじみは元気かいともお
コミックス4集、第5話掲載の話。
初めて、アニメになったともおを見てよかったと思える、キラリと光る回だった。
私がまず感動したのは、よしのぶのセリフ「薄情だよな…」
声優さんの言い方がすごくよかったのと、よしのぶの片目に涙粒が出て大きくなる演出の細かさ。ここにまず震えた。
団地ともおはコミックの淡々とした日常感がとっても好きで、コミックだとここも淡々としているのが良かったけど、アニメでは隣を歩くともおと景子の微妙な表情まで付加されて、観客により伝わりやすくなっていたと思う。
動く絵と音がつくからには何かをしようという、製作側の努力を感じられる瞬間は素直に感動するなぁ。
それからラストの姉ちゃんの回想で、公園の景色が何枚か入って、砂場の足跡、姉ちゃんの汚れたズック、きらきらと消えていくゆりちゃん…までの流れもすごく良かった。コミックだと一枚絵の場面であるところ、こんなに豊かにできるってすごくない?
全体を通して、間の取り方が広くて雰囲気が出てたなあと思う。
コミックは泣かなかったけど、アニメでは泣いたよ。
見られて幸せな回だった。