久々のJ-POPにスピッツを
聴きました。
すごく、良かったわ。
ここしばらく、アニソンかゲーム音楽しか聴いていなかった。
最近の音楽とか全然チェックしてなくて、というかそもそもあまり興味がなくなってしまっていたんだけど、そんなことしている間にスピッツのアルバムで聴いていないものが2枚もあったんで。ツタヤディスカスで1枚50円の機会に借りました。
スピッツを聴くと、なんというか安心感に包まれる。
何か食べたいんだけど心身ともに振るわない、けど何か食べてちょっとでも元気が欲しいと思うときって、あるでしょ。
お腹空いてるんだけど胃腸が不安で、精神的にも疲れてて、何が食べたいのか分からなくて、結局何も選べずにコンビニを出るっていう、そんなとき。
そういうときでも大丈夫な食べ物の位置づけにあるものが、音楽でいうと私にとってはスピッツなんだなって、この2枚を聴いて改めて思う。
そういえば、って思い出して、食べるとほっとする味のものと同じ。
スピッツを聴くと元気になれる。
やさしい勇気、小さな希望と、少しの切なさをくれる。
がむしゃらな前向きさで背中を張り飛ばすようなスタイルではなく、隣のブランコに座って色々な話をしてくれる友達のような、適度な距離感が心地いい。
コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG 感想
TVアニメ「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」公式サイト
コンレボ、自分には刺さりました。遅くなったけれど、見てよかった。
「正義とは」「ヒーローとは」みたいな話が好きな人にはオススメできる。
ここ数年アニメを見る中で自分は「正義」とか「ヒーロー」を題材に扱うものが好きなんだとわかった(タイバニ好きだし、サムライフラメンコも面白かった)。コンレボは見るまで「ヒーローもの」だと知らなかったけど、二期を見終わって、自分の中の「ヒーローもの」の中核を占める存在になりました。
絶対的な正義だとか、本当のヒーローなんて探したってどこにもない。見ている側の自分はどこか頭の片隅で気づいているし、作中の主人公も気づく。
「それでも…!」と自分の理想の超人(コンレボの中では「ヒーロー」とは言わない)の姿を追い求めてもがく主人公や周囲の人々の純粋な気持ちに、見ていて胸があつくなった。特に、ラスト3話は名言ぞろい。
理想がどんなに遠くても、そこに近づくために自分のできることをする姿は、「超人」や「人間」の区別なく現実的な「ヒーロー」の落としどころなんだと思う。それは最終話のラストシーンで、ベビーカーから落ちそうになっている赤子をこっそり魔法で助けたりする魔法少女や、超人の復権に力を注ぐ仕事をする人間の姿に現されていた。
面白かったけど、設定やオマージュがふんだん過ぎてお腹いっぱいな気もする。でもこれも魅力のうちのひとつなんだろうな。全部追うのは体が持たないし時間もないからあきらめた。
公式サイトのコラム「超人探訪記」ではアニメ特撮研究家の人がストーリーや設定とリンクした内容を寄せていて、なかなか面白かった。
録画機に溜めてあるヒーローアカデミアにも期待。2期はじまるまでに見たい…
名作ゲームをやってみた(FF4)
ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション
最近やったゲームの中では難易度高めの部類。感覚としては初代ロマサガと同じくらいかな。ボス敵よりもザコ敵に注意が必要なあれです。「アサルトドアー」という凶悪な扉に何度か全滅させられた(そしてしばらくセーブをしていない)。 しかもまだ全クリできていない。本編とインタールード(本編と続編のつなぎ)はクリアしたものの、続編である「月の帰還」の途中で詰んで、違うゲームにいってしまった。
ストーリーやバトルはとても面白かったので、しばらくしたらやりなおしたいなあ。
登場人物はみな人間くさい、リアリティのある感じが印象的だった。ゲームの前情報としててっきり「親友の騎士二人が幼馴染の美女をめぐって争う話」だと思っていたけど、そんなどろどろはなかったので一安心。むしろセシル(主人公の男)とヒロインの仲は確定も同然なので、カイン(親友の男)がひたすらかわいそうな話です。
彼は心の弱さにつけこまれ何度も敵に利用されるんだけど、ヒロイン1と2は何度だまされても彼の弱さを咎めたりなどしないマジ女神な人たち。二人の女神ぶりだけはリアリティを欠くかもしれないけれど、その他の場面では「あーこういうこと言う女の人いるなあ」と何度か思った。主人公の男が兄と今生の別れかもしれないのに何も言わないとき、横から促してきた場面なんか、すごくあるある感がする。
今のところ一番好きなストーリーは主人公とヒロインの息子の話。なんか勇気がでるというか、前向きになれるストーリーでした。
一番カッコいいキャラは敵四天王のひとりの「ルビカンテ」さん。ドット絵では筋肉質のオネエに見えなくもない彼の高潔さは、ウジウジしがちな主人公とその親友の中にあって一層引き立っていて、闘いに対する誇り高さがgoodでした。この魅力的な敵キャラの系譜が5のギルガメッシュなんだね。
最近何事にもやる気がでないけど、不思議なことにゲームだけはできる。
時間は捻出すればもっと色々できるのに、それより前のやらなきゃいけないこと(仕事に行くとか料理とか洗濯とか)を終えるとなんだか力尽きてしまったようで、気がつくと無駄に考え事をしたり面白くもないテレビを眺めていたり、何やら無為に時を浪費している気がする。そんな中でも、ゲーム(携帯ゲーム機)だけは、能動的に接触できるのが今一番の不思議。クリアするには、攻略情報調べたり、練習したりと結構面倒なのに、またやろうと思ってスイッチ入れたりボタン押したりできるのは何でだろう。もうゲームだけやって生きていけたらいいのになあ。
大げさかもしれないけど、今ゲームしか楽しみがない。
いくらセーブデータ内のレベルが上がろうと報告する先は夫くらいだし社会的には得も何にもないんだけど、子供時代満足にできなかったゲームを、時間と少しのお金さえあれば楽しめるようになったことは唯一大人になって満足していることだ。いくら懐ゲーをやっても私の青春時代は戻ってこないけど、名作と言われるゲームをやることで心が豊かになる瞬間があることは間違いない。
視聴終わったアニメの感想
フレッシュプリキュア!
私の住む地方ではつい最近まで再放送がありまして。何年か前にも再放送していたのに、絵柄や主題歌があまり好きになれなくてそのときは脱落。今回ようやくリベンジかないました。
個人的にプリキュアピンクの衣装はキュアピーチが一番かわいいと思った。好きになったのはやはりせっちゃんとカオルちゃん。せつなは敵側から味方側に戸惑いつつも寝返るところがよかった。衣装はキュアパッションのときよりも敵幹部のイースのときのほうが断然すきだけどね!声もよかった。
カオルちゃんは謎多きドーナツ屋、コワモテだけど人情に厚いところがいいキャラだった。話的にも欠かせないピースになってるし。視聴の中途でカオルちゃんの中の人の訃報があって、後半はカオルちゃんが出てくるたびにしんみりしながら見てた。
これまた何年も前にテレビで見たのだけど、お笑い芸人の原西さんがフレッシュプリキュアの変身シーンを体で再現していて、アニメを見たらキュアパインの再現度がとても高かったんだということがわかりましたよ。
話の中でダントツに印象に残っているのは、ペット用カツラの回(みんなで変身! フサフサ大作戦!!)。最終回よりもこっちが抜群に印象強い。
カツラの営業マンのピーチ父と動物病院経営のパイン父が奮闘する話で、敵もカツラになってしまって、なんかすごくシュールなのに、仕事がんばってるおっさん達が熱くていい話になってる。
あと画面のカメラワークとでもいうのか、構図がすごくいろんな方向から、立体的で遠近感がある凝った感じの絵が多くて、戦闘シーンも迫力があった。特に夕暮れの帰り道で安全ミラーに映りながらの会話のシーンは強烈に印象に残った。プリキュアを観ているのにプリキュアじゃないものを観ているような不思議な感覚だったことが忘れられない。
総合的に、観てよかったなあと思うプリキュアだった。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
4部は漫画を読んでいなかったので、先がわからなくて毎回楽しみだった。
魅力的なキャラが多すぎて、主人公の存在感が2部3部と比べるとちょい薄かったような。むしろ友達の康一くんが主人公のような。露伴先生も立ってたし、ラスボスの吉影も悪なんだけど不思議な魅力を放つ奴だった。
最後に出てきた「黄金の心」というワードが、既読の5部と頭の中でつながった感じ。個人的には、映像化するならどれよりも5部が望みなんだけど、5部もやってくれるのかな。TVアニメは3部で終わりだと思っていたので、5部も期待してしまう。
美少女戦士セーラームーンCrystal 第3期<デス・バスターズ編>
子供のころはセーラームーンは5人までの時しか知らなかったので、うわさのウラヌスとネプチューンを楽しみにしてたけど、そこまで騒がしい内容ではなかった。最初ウラヌスの声が男の人にしか聞こえなくてびっくりしたわ。エンディングの二人の歌、良かったな…旦那に見られたらなんとなく気まずい気がして、一人のときにこそこそ見てた。
自分が恋愛的な第一線を通過し時が経ったせいか、うさぎ&衛、はるか&みちるの関係よりも、ちび&ほたるの友達関係にキュウキュウしながら見てた。最後もがっつり続きそうに終わってたし、ほたるちゃんの成長が楽しみだ…
別の局で昔のTV版(R)の再放送が同時期にあって、最初少し見たけれど、Crystalに比べてすごく冗長に感じられて、途中でやめてしまった。
僕だけがいない街
一日で全話一気に観た。続きが気になるやつでした。
シュタインズゲートを終えてすぐ続けざまに見たのもあって「あの時をもう一度やり直すことができたとしたら」っていう普遍的な感情は鉄板の下地なんだと再確認しました。
自分としては見た後はそんなに引きずる内容ではなかったので、ひとつの秀逸なエンタテインメントという感じ。コミックの感想を書いているとあるブログさんを読むと、そんな私の感想よりもっと熱量があったので、機会があったらコミックのほうを読んでみたい。
2016秋アニメ感想(装神少女まとい/クラシカロイド)と公共放送への不満
装神少女まとい
「ゆまちん」(サブキャラです)が神様を纏えるようになって、水着を着たところまで見た。
ゆまちんが纏えたところで、なんか満足してしまったのか、それ以上先を見る気が薄くなって放置してある。
ゆまちんは容姿もしゃべり方もきゃわいいです。ゆまちんの神様もきゃわわです。でも、ゆまちんのためだけに見続けようとまではさすがに思えなかった。話もちょこちょこ気になるんだけど、「うおお、来週が待ち遠しい!」みたいにはならない。つまりいままで、「ゆまちんがいつ纏えるようになるのか」だけが私を牽引していたのだね。
少女の変身モノということで、プリキュアみたいな変身シーンを期待してたんだけど、変身シーンは思った以上にアッサリだったのが、個人的に違ったのかもしれない。
クラシカロイド
これは見てよかった。楽しいです。やっぱり音楽っていいよね。
個人的に今期のお気に入りだし超オススメなんだけど、なんせまだ「まとい」とこれしか今期のを見ていないし、他にもお気に入りは増えるだろう。
「クラシカロイド」とは一体何なのか、はまだ謎のまま。(私がそこまでまだ見終わってないだけかも)
毎回各作曲家の名曲が現代の匠たちによってアレンジされたものが使われて、これが一番の見所・聞き所。私は特にモーツァルトの曲が楽しかった。ショパンの曲ももっと聞きたかったなあ。
自分は元の曲を「聞いたことがある」程度の人間なので、クラシックになじみのない人でも楽しめるようになってると思う。
N響が演奏した源曲とアニメ使用のアレンジ版が入ったコンピ盤出ないかなー。
出てくる音楽家?がみんなクセのすごい変な人になってます。ギョーザを極めようとするベートーベン。変態認定されたモーツァルト。「知らない人無理ぃ!」なショパン。見た目の性別が変化したリスト。
グラサンのバッハ(碇指令のごとく暗い部屋のデスクに座っている)が何なのかむちゃくちゃ気になります。存在感ぱねえ。さすが音楽の父。
変な人がいっぱい出てくるわくわく感は、ジョジョの奇妙な冒険にちょっと似ている。明らかな「新手のスタンド使い」が現れたときの、あの感じ。
あと、声優陣と編曲陣がけっこう豪華なことになってる。これが公共放送のパワーなのだろうか。私の受信料がこのアニメの製作に使われているなら少しは溜飲が下がるというもの。すこ~~~しだけね。
本当は、ニュース以外見たい番組やジャンルにだけ課金して見られるようにして欲しい。私と違って「受信料をアニメにつぎ込まないで欲しい」と思っている人もいるだろう。
私の知っているCATVのシステムに似ているが、基本料金をもっと安くして、見られるのはニュースや語学、障がい者向けだけとかにして、それ以外の娯楽教養番組はジャンルで別料金にしたら有料放送であることへの多くの不平・不満感は解消されるのではないだろうか。是非検討してもらいたい。
テレビが日本に登場したのだってそこまではるか昔ってわけでもないのだから、時代のニーズに合わせてもっと変わってもらいたいと、ユーザーとしては思っている。テレビが必要なくなってユーザーじゃなくなる人たちが増えていったら、テレビはますます中の人たちのためのものでしかなくなるんだろう。
アニメならニコニコでもたくさん見られるようになったし、ニュースもインターネットで読めるから、一人暮らしならテレビを捨てて生きるんだけどな。家人が「テレビがついてないと寂しい」という人で、それも叶わない。